二歳児を連れて、一時帰国して来ました。③日本とオランダの違い

久しぶりの日本で、オランダの生活とは違うなーと思うことがたくさんありました。1年しか離れていないのに、少しずつオランダに馴染みつつあったんだと思わされることもしばしば。自分がどうして、住み慣れた東京を離れようと決意をしたのか、もう一度振り返るいい機会になりました。

(はじめてのアンパンマンの乗り物)

①光熱費が安い!

オランダでは、毎日お風呂にお湯をためるのは、かなり高くついてしまうので、恐ろしくてできなかったのですが、日本ではそこまで金額が高くならずに済みました。その変わりに、シャワーはあまり使わず、湯舟にしっかり浸かって、体を温めました。毎日のお風呂の時間が帰国の時、一番幸せだったかもしれない。

②家が寒過ぎる!

東京の一軒家ってどうしてこんなに寒いの!!?という驚き。(笑)改めてオランダの家は温かくなるように密閉されているんだなと。気温はかなり低いのに、薄着でいなければヒーティングだってつけずに過ごすこともできるくらいなんです。しかもセントラルヒーティングなので空気も汚れず。

(はじめての節分、進んで鬼役。豆まきさせてくれてありがとう。)

③人の多さに親子共々唖然。(笑)

初日、夕方に羽田に着き、実家に向かう際に帰宅ラッシュの満員電車の洗礼を受け、娘の今まで見たことない途方に暮れる表情が…とても可哀そうになってしまいました。次はもっともっと余裕をみて到着時間とか、実家に向かう時間帯を考えなくては。

実家はどうしても下り方面の地下鉄に乗らなければならず(他の線が通っていないんです…)、どこにお出かけするにも、いつも電車の混み具合にヒヤヒヤしながら移動する毎日でした。久しぶりに帰ってきたので、平日もお出かけ!と思っても、子連れは朝と夕方には乗るべからずが、東京の電車なんですよね。。

そしてもう一つびっくりなのが、エレベーターに乗る人の多さ。もちろん、色々な人が使うのは当然なんですが、どうしても必要としている人がいるなら、優先するべきでは?と思うことが何度も。譲ってもらえたことは…ないです。これはオランダでは見ない光景だったので改めて驚いてしまいました。車いすの方か、高齢者の方、ベビーカーや、歩行器、キャリーケースを持っている人ぐらいしかエレベーターを使用していないです。

東京の地下鉄は乗り換え時、何度もエレベーターを使うことがあり、その度に何回か待つということを繰り返し、階段しかないところではなかなか手伝ってもらえない。東京のママさんたちは本当にタフだなと感心してしまいます。

(はじめて美容室でカットしてもらう)

④外食のおいしさ、種類、安さ、サーブの早さ

そう、日本人帰国者の一番の楽しみがこれですよね。夫は何回ラーメンや定食を食べれるかと楽しみにしていた様子でした。オランダで外食をしない理由が、そのまま日本の反対だから(笑)そうじゃないおいしい店ももちろんあるんですが、まれです。

⑤スーパーの買い物の値段に衝撃が走る!!

日本では、私と娘はおおよそ自炊生活だったのでした。ついてすぐにスーパーへ買い物へ!そこで、野菜と果物の値段に衝撃を受けます!

白菜の値段どうした!!1/4で200円近くしてるとは!

どうやら今年の冬はかなり値段が高騰していたということですが、いやはやオランダのノリで買い物をしていたらレジで持ちあわせが足りなくなり、カードで支払いました(笑)

いちごとか綺麗におんなじ方向に並べられてパックされているのを見ると、日本だなーと。オランダのは、ぼんぼんぼんって適当に入ってます。インゲンとか数本だいたい床に落ちてます。タイ米の袋もいくつか破れてたりするし。(笑)

⑥児童館巡り

東京なので歩いていける距離にいくつも児童館や子育てサロンがあり、冬の気候だったので、色々な児童館に遊びに行ってました!ほぼ毎日行けて、お金もかからないし。なんて素晴らしい!!オランダにもほしい。帰国前にお餅つき大会にも参加出来ました。たくさん日本の文化に触れられて良かったね!

(ちょっと食べ過ぎたね。おっぱいバキバキになるかとヒヤヒヤでも食べたい)

子連れの一時帰国は、やっぱり子どもペースになりますね。遠いところに会いたい人がいても、断念したり。行きたいところがいっぱいでも、休憩日を挟まなければならないです。

そして冬の帰国はとくに風邪などの体調不良が起きやすいことも。

娘はそこまで高い熱は出なかったものの、体調を崩して出席出来なかった集まりやリスケもありました。詰め込み過ぎのスケジュール、混雑時の電車移動は要注意ですね。

オランダへ帰る際には、前回の旅立ちの時よりも悲しさ、寂しさを感じてしまいました。色んな人に会えたからかもしれません。

家族、親戚、友人。そして心に余裕があることの表れかもしれないです。前回は不安と焦りでいっぱいで、別れの悲しさなんて感じる余裕がなかったことに今気づきました。

この一年でオランダでの生活の術を得てきたからこそ、離れてくらしていくことが当たり前になるんだと、やっと現実味を帯びてきたのかもしれないです。ほんと今更です。

さてさて、おそよ一か月半ぶりにハーグへ戻って参りました。空港からハーグへ向かう電車に乗る時のこと、ベビーカーを持って乗ろうとしたら「あれ?なんか軽いなー」と思って、後ろを振り返ると男性が笑顔で手伝ってくれていたのです。(その時、夫はスーツケースに奮闘中)この助け合い、オランダへ帰ってきたのだなと安心した一コマでした。

フライト編で書きましたが、娘が出発から口周りに赤い湿疹が出始め、帰国中は一回も完治しなかったんです。たくさんの方にあって、写真にも写る機会が多かったので、どうにか治してあげたいと思っていましたが。

その後、ハーグに戻って一週間もせずに、あっという間に湿疹は綺麗に。

東京の空気やお水、食べ物が合わなかったのと、週に何回も電車に乗って出かける生活も重なっていたせいかなと思います。そう、お水!家族全員で口がガサガサになる事態にも(笑)オランダのお水体質になってきていたんですね。

東京はエキサイトする街、ハーグはリラックスする街、身をもって知る経験となりました。

久しぶりのオランダの公園、娘は楽しんでいました。オランダの公園は、木が倒れてもだいぶの間そのまま(笑)そしてそれが、そのまま子どもたちのアスレチック!

今年も家族で支え合って、オランダの生活を更に軌道にのせよう。のせてまた笑顔で東京へ一時帰国しよう。(次は少しだけ短めに。休憩挟まずにエキサイトしちゃうから)