オランダの小学校ってどんなところ?〜グループ1、2〜

娘は今年の9月からグループ3に上がり、ついにお勉強がスタートしました。今はアルファベットの読み書きを中心に授業が進んでいます。

先生の計画では半年かけて全ての文字を終了するとのことです。そう考えると、日本語は本当に道のりが長い言語ですよね。ひらがなから始まり、カタカナと。漢字に関しては地味に大学受験まで勉強し続けますし。日本人の言葉を書くと言う作業の多さは、字の綺麗さに繋がっているねと言う話に夫となりました。オランダの方は、申し訳ないですが、ほぼ皆さん字が丸っこくて読めない。。書くよりもとにかく、話すと言う文化何だろうなとここでも感じます。

ここでオランダの小学校について簡単にまとめてみようと思います。

オランダの小学校はグループ1〜8に分かれており、グループ1、2は主に4〜6歳の子どもたちが一緒に過ごします。

1、2は基本的に同じ教室で過ごす学校が多いように思います。その中でも、子ども達は1か2にしっかりグループ分けされており、2に所属する子ども達は、グループ3から始まるお勉強に向けて少しずつ準備を行っていきます。例えば、アルファベットの音や数字の形を知るなどの簡単なものです。そして、グループ2からはテストも受けるようになります。娘の場合は、アルファベットの音を聞いて、どの文字か選ぶというものでした。シュタイナーの学校では文字に触れさせることをグループ3になってからと定めていたりとするので、これも学校次第で変わります。

グループ3は主に6から7歳の子どもたちが所属し、ここでお勉強が始まるため、日本の小学校1年生に相当します。お勉強が本格化するタイミングは日本とほぼ変わりません。

グループ8は主に12から13歳の子ども6年生に相当し、ここでオランダ人の人生を決める(と言いっても過言ではない?!)大きな学力テストが行われ、その結果を踏まえながら次の進学先が決定します。オランダは中学校、高校と分かれてはいないため、この進学が就職にまで関係しかねない大きな選択になります。大学進学を目指すいわゆる進学校に入るのか、卒業後すぐに働き始める職業訓練校に近い学校へ進学するのかでは大きく異なります。

(校舎が広くない娘の学校では、廊下だって立派なプレイスペース。棚からおもちゃを出してよく遊ぶそう)

では4歳から小学生という括りで、通い始めるメリットとは一体なんなのでしょうか。これは私が考えるに、「環境への適応力、そして先生方の連携強化」に尽きるのではないかと考えます。

4歳の段階でまず、子ども達は小学生になり、

新しい校舎、新しい友達、新しい先生、新しい一日のスケジュールに慣れていく

と言う大変な仕事をこなす必要があります。(これに1日中座り続けるお勉強を始めてしまうのが日本スタイルですよね。)まずは慣れることが大切。そして移民の多いオランダでは地域差も大きく関係しますが、この段階での子ども達のオランダ語能力もバラつきがあります。

オランダ語の会話の基礎が不十分では、グループ3に上がるのは厳しいと判断され、グループ2に2年近く所属することもよく起こります。既にこの段階で留年をするということです。しかしその決断は決してマイナスに捉えられる風潮はありません。むしろ、その子の準備が出来ていないのに、学年をあげてしまうことの方が良くないと判断されます。

ここでも、オランダらしく大切なのは「個人の成長、個人を尊重する」と言う考え。日本では、友達と一緒にさせてあげないと可哀想とか、恥ずかしいと思われがちかなとも思いますが、実際には私たちはこのオランダのスタイルの方が、肩の力が抜けていていいなと、今では思います。

またグループ1と2が一緒に過ごしていることで、仮にグループ2の自分の中の良い友達がグループ3に先に上がってしまっても、まだ他の顔馴染みのクラスメイトが半分いるため、そこまで疎外感は感じない印象が見受けられます。本当に子ども達個人個人の成長を尊重する面白いスタートの切り方だなと感心します。

また意外だったのが、このグループ1、2の間に転校をする子ども達がまあまあいること。それは入ってみて学校の雰囲気がやっぱり違うと感じたり、その間に家を購入して引っ越しますだったり理由はそれぞれですが、お勉強が始まるまでの猶予があるとこうして、ゆっくり決断できるのもいいなと思います。

そのため、グループ1、2の先生は大変ですが(笑)一年中常に生徒が入ったり出たりと、その対応だけでも大変そうです。

娘はと言うと、グループ1、2の滞在中にコロナ騒動のロックダウンで学校の休校が続きオランダ語が伸びない時期もあり、トータル2年と9ヶ月グループ1、2で過ごしました。仲の良い友達が何人も先にグループ3に上がってしまった時もあり、私の方が少し寂しく思ってしまっていましたが、本人はそこまで気にしておらず、クラスのお姉さんとして最後の一年も楽しく過ごしていたので安心しました。

またオランダの小学校が日本と大きく違うところに、担任制の違いがあります。日本では学年が上がると何人かの先生は一緒に上がることが多いですよね。しかいオランダでは学年ごとの先生が固定されていることが多いです。それぞれの学年のプロとして経験を積み、授業の準備もまた昨年のものをアップデートし活かせるので、授業準備の負担も日本の先生に比べると負担が少ないのかなと思われます。

また曜日によって先生が変わることもあり、子育て中の先生は週4日だけ勤務されていることもあり、先生個人の働き方と家庭のバランスを取ることにも柔軟です。

ちなみにお昼休みは先生は先生のお休みの時間として、教室には居ません。代わりにお昼ご飯の見守り役のスタッフが対応します。

ここまでみると、オランダの小学校の先生は日本の小学校の先生よりもかなり働き方が優遇されているようにも見合えますが、それでも他の職種に比べると仕事内容に比べて低賃金であるという理由で先生の数が足りていない現状が今のオランダです。先生が足りていないために、ロックダウンが終わったのに、家庭学習をする日ができてしまったという他校の話を聞きます。オランダでは都会の方であるデンハーグでこの状況なので、オランダも厳しい問題を抱えています。

学校に関してはまだ他の記事にもちょこちょこ書いていきたいと思います。オランダに教育移住したいという方への一つの参考になれば♪

*最後までお読みいただきありがとうございました*