シャント手術、術後経過@オランダ

息子に先天性心疾患の右肺動脈欠損が分かり、生後四か月にてシャント手術を受けました。

術後、数日にかけて麻酔を抜いていくことになりました。

シャントによって、以前よりも呼吸が安定するものと思われていたので、術後6時間後に酸素のチューブを抜かれていました。

がしかし、そんなすぐに安定するはずもなく、すぐにスタッフ6、7人ががりでバタバタと付け直していました。
その光景にあっけにとられてしまいました。

オランダのドクターやナースは腕は良く、彼らによって先端医療ももちろん受けられますし、子どもは保険で治療費がかからないことも本当に有り難いことです。オランダ国民でも、移民でも子どもの生きる権利がしっかりと守られているということは、本当にすごい。

「もし、これがアメリカだったらどうなっていたのだろうと、、」考えられません。

唯一問題と感じる点があるとすれば、極端な考えが多いということ。ゼロか100の考え方なんですよね。グレーゾーンを好む日本人とは正反対かもしれないです。

これは私だけでなく、ほかの在住日本人の方から色々と聞く機会が多く、もしオランダに住むのなら、そういう傾向にあるということをしっかり理解しておくことをおすすめします。

そしておかしいと思えば、ドクターであろうとしっかりと意見を伝えるべきです。

スモールステップが必要だと思うならば、すぐに伝えるということをこの入院生活で繰り返しました。

ナースなんだから、ドクターなんだかと言わず思わずに、文化、考え方の違いをこういう風に乗り越える必要があるのだなあと、まだまだ移住初心者の私はづくずく勉強させてもらっています。

今回の手術は姑息術にあたるので、完全に肺に血流がまわるようになるわけではないはずと認識していました。この酸素に関しても、私はまさかそんな早く抜くことになるとは思っていませんでしたので、びっくりでした。

そんなドタバタがあり、5日間を集中治療室で過ごし、一般病棟へと移ってきました。

一般病棟に移ってからは、酸素を段階的に少なくしていくのを待って過ごしました。ここで酸素のチューブが外すことができれば、二回目の手術までは家で過ごすことになると予定されていました。

ミルクの量もだんだんを増やされていきましたが、なかなか彼自身の哺乳瓶での摂取量が伸びず、今回もチューブを使って胃に直接流し込むことになりました。

息子自身はというと、だんだんこの病院生活にも慣れてきたのか、彼にもお気に入りの看護師さんがおり、彼女が部屋にくるとママはそっちのけでニッコニッコの笑顔です。確かに、美人で可愛い看護師でした(笑)

さて、術後の嬉しい変化がありました。

それは息子が声を出せるようになったことです!!

生後二か月半から声が出なくなって以来久しぶりに思いっきり泣き声をあげている姿も見れて、泣かれていることってこんなに嬉しいものなんだなと、号泣する息子を前にほっこりしています。

この大学病院の一般病棟生活を1か月ほど過ごしましたが、以前酸素チューブは取れずですが、状態が安定していき、ライデンからハーグの地域病院へ移ることになりました。

*最後までお読みいただきありがとうございました*

2件のコメント

こんにちは。
私はオランダ移住に興味を持っている二児の母読者です。

まだ何も準備出来ておらず夢見ているだけなのですが、ブログ大変参考にさせてもらっています。いつもありがとうございます。

福祉関係の仕事をしていた点、子供の心臓疾患など、共通点もあり、勝手に親近感を抱いています。笑

子供の学校について、仕事についてなど、相談させてもらうことが出来たら嬉しく思います。
またブログも更新楽しみにしていますね。

はるのまま様
参考になるか恐縮ですが、温かいコメントありがとうございます。励みになります!
コンサルタントではないので、専門的ことは出来ないですが、オランダの医療や学校のことなどブログでお伝え出来るようにしていきたいと思います。

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