私が子連れ海外移住を決めた理由

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2016年10月末にオランダへやってきて、10カ月が過ぎようとしています。

昨年の今頃は、オランダ行きのチケットを取り、いよいよ日本を離れることが現実味を帯びてきているころでした。そして、友人などにも「移住」について打ち明け初めていました。

さて、

「オランダへ来るまでの海外経験がほぼゼロだった私が、

どうして生後11か月の娘を連れ、

オランダへ移住することを決意したのか」

その理由について、今回は書いてみたいと思います。

 

移住決断にあたっては、いくつかの要因が重なりあい、全くの海外志向でなかった私を、海外移住へと突き動かしていきました。

〇東京に飽きてしまった私

私は東京の足立区で生まれ、結婚するまでずーっと暮らしていました。結婚後も、北区へ移っただけで(近い!)、東京暮らしは続いていて。

東京は確かに、最先端で、便利で、刺激的で、それでいて安全で、綺麗で、おしゃれな街だと思います。観光や、ビジネスをするには、本当に素晴らしい街だと思います。

でも、家族の病気や自分の体の変化を機に、東京のそうした魅力的な側面、溢れる情報やたくさんの物たちは、私にとってあまり必要ではなくなってきていました。

もっと暮らしを丁寧に、体の声を大切に、家族との時間を感じられる生活がしたいと考えるようになりました。

なので、私は東京ではない落ち着いて暮らせる街であれば良かったのです。日本の他の地域にも住んでみたいなと思い描いていました。日本食が大好きで、海外経験も高校の友人との2泊3日の韓国旅行だけという私は、海外に行こうとは考えていなかったのです。

〇長時間労働の夫

一方、夫はというと、昔から海外志向があり、将来は海外で暮らしたいと口にしている人でした。付き合っていた頃には、「自分は将来、海外で暮らすつもりだから、英語を勉強しておいて」と言っていたなあと。懐かしいです。(この言葉通り、そのころから英会話をやっておけば良かった…!!!と思うのも、社会人になってからも、海外へ行く様子がなかったので、私ももちろん(?)油断をし、全然勉強をしていませんでした…)

お互い社会人生活を始め、数年がたっていました。彼はいわゆるブラック企業に近い職場で、働き続けていました。休みはほぼ無く、三日連続で会社泊や、ひと月の休みが3日だけなんてことも。そんな生活、体がもつ訳もありません。ついに、彼の身体と感情が悲鳴を上げることに。

もちろん薬で解決はしないことです。なので、仕事を変えて休息をとること、やりたいことをやろうという話になりました。

〇熊本地震をうけて

そんなときに、熊本地震が発生したことを知りました。子どもを持つ身となると、震災の話もまた大きく心が痛みます。小さいお子さんを持つ家庭の様子などが伝えられると、とても辛くなりました。

そして同時に、日々の生活に対する考え方も大きく変わったのです。もちろん、東日本大震災の時にも、自分の生き方について色々と考えることになりましたが、今回は何か直感的なものを感じたという方が近いかもしれません。

私たちは生活環境を変える必要があると。

日本のどこに居ても、災害や事件、事故に遭う可能性はありますし、それは海外でも同じだと思います。だからこそ、

今ある生活を当たり前だと思って過ごしてしまうのは、とても勿体ない

動ける体と多少のお金があるならばやりたいことにチャレンジするべきだ

という考えに至りました。そして、私たちが選んだのが、彼の昔からの夢であった「海外移住」というチャレンジでした。

 

〇オランダへの移住という選択

どの国に暮らすかはとても大きな問題でした。一番のネックはビザは取れるのか?仕事はあるのか?言葉の問題は?小さい子どももいるので、治安の面も気になりました。

初めは英語力や暮らしやすさ、金銭面などからアジア圏での移住を考え、ネットで調べていました。タイやマレーシアあたりがいいのでは?とも考えていました。既に移住されている方のブログなどをたくさん読んでいく中で、子どもの教育を考え、東南アジアからオランダへ移住をされた方の記事を読み、そこで初めて移住先の選択肢に「オランダ」が上ったのです。

そこからオランダの移住について調べていくと、「個人事業主ビザ」というものを見つけました。このビザは、すごく簡単に説明すると、4500ユーロを資本金として用意ができ、オランダへ一企業として申請をすればビザが下りるというものです。申請をすれば、大方の人がビザを取得できるというのは、大変魅力的な内容でした。

またオランダの主要言語はオランダ語ですが、ほとんどの人が英語に堪能なので、必ずしもオランダ語が出来なくとも生活は始められます。生活を続けるには、もちろん必要になってくると思いますが。

治安の面で言えば、ヨーロッパの中ではかなりいい方ではないかなと思います。とくに、今住んでいるデン・ハーグは、落ち着いて生活が出来ますし、子どもが小さく日中しか出歩かないのもありますが、身の危険を感じたことも、今のところありません。もちろん、アムステルダムなどの都会では様々な人がごった返しているので、注意が必要な時があると思います。

またオランダの教育は、日本とは異なりそのシステムや方法論に移住の前から興味がありました。大学時代に教育学を専攻していたので、もしあの頃に戻れるならオランダへ留学してみたかったなーとふんわり淡い思いを抱いていたこともありました。この際ならぜひ、娘にその教育を受けてもらいたいと!私の中でオランダ行きの構想が出来ていきました。

そして夫にオランダ移住について提案をすると、生活をしていくイメージが描きやすかったようで、快く受け入れてくれました。こうして我が家のドキドキの移住準備が始まっていったのです。

さて、移住について打ち明けると周囲の人々からは様々な反応や、気遣いを頂きました。

子どもが小さいのに、大変ではないのか?移住の費用は大丈夫なの?仕事が見つからなかったらどうするの?などなど。

海外移住なんで今まで一言も口にしてなかった人から、突然言われたらそりゃびっくりしますよね。何事かって。なかなか理解してもらえないことも多かったと思います。

「移住」ほどの生活がガラリと変わる人生の転機とも言える場合、自分たちがどうしたいのか、その答えがしっかり家族の中で固まっていることが、何よりも大切だと思います。

私たちの移住生活はまだまだ始まったばっかりですし、これからどのくらい長く住めるかもまだ分かりません。

それでも、こうして住み慣れた東京を出て、海外で家族で生活することで得られるものは、本当に代えがたいものばかりに感じる日々です。

もし日本に帰ることになっても、ここで踏み出せたことは、私たち家族にとって本当に大きな一歩でした。

 


家族de移住 (双葉社スーパームック)


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