オランダ妊婦生活記録~中期・安定期編~

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前回の初期に続き、今回はつわりも終えた中期・安定期編です!

〇中期の検診の頻度

①19週目 長時間エコー+助産師さん面談

②20週目 総合病院でのエコー診断

③23週目 助産師さん面談

④27週目 助産師さんと面談

〇クラームパケットを頼む

こちらは産後に必要なものがそろっているオランダの出産準備パケットです。保険会社へ自分で発注します。私の契約している会社では最低でも6か月以上を過ぎてから頼むようにとありました。無料のところもあるようですが、私の場合は26ユーロかかりました。

中身の一覧表などもなく、ただものがひたすら入っているだけだったので、いまいちどれがどれか分からず…さすがオランダ(笑)とりあえず、クラームゾルフさんにお任せしようと思います。

〇長めのエコー診断

オランダでは安定期の20週目を目安に、体の臓器を頭からつま先までじっくりとエコーで見る検診が待っています。

いつもお世話になっている助産院にもエコー機器があるので、そちらでエコー技師さんにみっりち見てもらいました。

とその際に、心臓を詳しくみてもらっていたのですが、思っていたよりも長く、位置が悪いと何度も何度も見ていました。

だんだん不安になっていく私。。

そして最後に一部確認できなかったところがあるので、大きな病院のエコーで再検査をしてしっかり見てもらってほしいと告げられました。

その際に、オランダ語でエコーの詳細が書かれた紙をもらっていたのですが、エコー技師の先生の「ちょっと上手く見えなかったから、もう一度見させて。」という言葉を信じ、そこまで深く考えていなかったのです。その場ですぐにオランダ語の内容を確認せずに、帰宅してしまいました。

そして、二回目のエコーは、ライデンの駅前にある大きな総合病院で行うとの連絡が入りました。ハーグにももちろん、それなりの大きさの総合病院があります。

聞くと、ライデンの病院はハーグの病院よりも大きく、小児科、心臓外科では専門医がいるとのこと。

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そしてようやくオランダ語のエコーの詳細を翻訳してみると、

「大動脈が交差していない、鮮明画像取得なし」

との記載を発見しました。

これは、ただ見えていないだけではなく、実はかなり深刻なことと考えなければならない状況なのではないかと焦り始めました。

エコーの再検査まで、日本語で考えうる症状を検索して、予習しました。疾患があると確定したわけではないですが、ただですら難しい内容を日本語での予習も無しに英語では理解できません。複雑な気持ちのまま、情報収集にあけくれて当日を迎えました。

さて、実際にエコーを見てみると、この時は大学病院のエコーでは十分に心臓が確認でき、順調に育っていると太鼓判を押してもらえました。技術が進歩していると言えども、毎回のエコーで全てを確認するというのは、難しいのだなあと思いましたね。。

今回の件で考えさせられたことは二つ。

〇まず、現地の言葉が十分に分からない状態で暮らしているのに、受け身でいてはいけないということ。

何か少しでも疑問な点があれば、その場で自分から質問をしていく姿勢を持っていなければいけなかったなあと。生活になれてくると、つい聞き流しがちになっていたことに反省です。。

〇二つ目に、妊娠も出産も育児も全て、奇跡の連続ということ。

命が宿ることも奇跡、順調に育つことも奇跡なんですよね。親に出来るのは、その子の生きる力を信じてあげること、出来るだけ心地よい環境を整えてあげることだけ。

つい目まぐるしい日々の育児に心が追われていると、こんな当たり前のことも忘れがちでした。

今、目の前に居て、元気に3歳まで育ってくれている娘だって、私たち夫婦にとって奇跡のかたまりです。

そんな当たり前のことを、お腹の子は今回の件を通して、私に伝えてくれました。もうただただ、無事に産まれてきてくれることを願うばかりです。

この一件で、ドタバタと二度目の安定期は過ぎていきました。つわりも治まり、食欲も回復し、どんどんお腹も膨んで、ひーひーいいながら娘の世話の毎日です。

2018年の秋、冬のオランダはかなり暖冬でしたが、それでも白く永遠と続く空に、強い風、肌にささる寒さと妊婦には辛かったですね。。

こうやって過ごす冬もこれで最後だ!と思いながら、どうにか過ごしておりました。海外出産、後期編も一難去ってはまた一難と続きそうです。

*最後までお読みいただきありがとうございました*

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