お1人様よりも、夫婦だけよりも、お子持ち家庭が一番幸せなのか?

10代、20代は結婚や出産をする自分の人生は当たり前だと信じきって過ごしていた私。

今、出産を二度終えて思うことは、

「結婚も、出産も自分の幸せを決める全てじゃない」ということ。

もちろん、家族のことは愛していますし、夫と子どもたちとの出会いが無ければ、今も私の暮らしはありえません。

でもオランダへ来て、日本では当たり前だった人生のルートは、当たり前じゃなかったと分かって、

慣れない土地でもがいていく中で見つけたことです。

1人で生きていく「わびしさ」と、気ままに過ごせる「余裕や自由」

子育ての中で自分の時間が失われていく「虚しさ」と、子どもの笑顔と成長をかみしめる「喜び」

もし幸せかどうかの質量があるとしたら、きっと全部「おんなじ」重さなんだと思います。

幸せの材料はどんな生活スタイルの人にだって同じ量があるけど、

ひとそれぞれで味付けが違うんですよね。

だから生き生きと生きている人とそうでない人が出てくる。

でも、

自分だけのぴったりの味付けのスパイスの調合を見つけるなんて、それはそれは大変なことです。

だからみんな、市販のうまい塩梅に味付けされてるルーを選んで生きている。

それにすれば、ポイっと自分の人生設計に入れると、それなりに美味しいし。家族も満足してくれるし。楽だし、悩む必要がないし。

どのスパイスで材料を味付けするのか、それは人それぞれの自由。

でも、今自分がその市販の味付けに何か不満があるのなら、その不満を手放す時。

そしてそれはきっとすごいチャンスがきている、と最近の私は思うようになりました。

当たり前から一歩踏み出せる人。

まだまだこれからの私の目標でもあります。

 

(息子が滞在しているケアハウスにて。クリスマスの特別な朝食をナースさんたちと一緒に頂きました。これがオランダの定番のクリスマスの過ごし方だそうです。3年居てやっと知る(笑) 朝から調子にのって、こってりバター、チーズのせ。久々に食べるとやっぱり美味しいです。)

*最後までお読みいただきありがとうございました*