息子に先天性心疾患の右肺動脈欠損が分かり、入院生活が始まりました。
そこで一番問題になるのは、上の娘の居場所問題でした。
とくに集中治療室は3歳以下の水ぼうそうが終わっていない子はフロアに入ることができなかったので、夫が仕事の日は娘を連れて病院に行くにもそれが難しかったです。
親が簡単に来てくれる場所でもなく、かといって友人に毎日預ける訳にもいかないなーというのが正直なところです。
スポットでお願いは出来ますが、同じ母親ならば日々のことだけも十分に忙しいと知っているからこそ、何回もは簡単に頼めないなと思ってしまいます。
私のオランダの友人は基本、ママかパパが多いのです。
それでも、友人たちの好意で何度か預かってもらうこともあり、一週間フランスに住む夫の妹が駆けつけてきてくれたこともありました。本当にありがたいです。
それでも長丁場の入院生活なので、娘を連れていくことがほぼ毎日でした。
その時に、病院内のプレイルームにはどれだけお世話になったことか。
ここの大学病院のプレイルームでは一時間、無料で預けることが出来ました。
その後、混みあっていなければボランティアスタッフさんに確認して更にプラスでみてもらえること出来ます。
ブランコ、滑り台、ステップや車の乗り物、ビリヤード台、もちろんおもちゃもたくさん!巨大画面でゲームもできます。
お庭にも船の形の遊具があるので、天気の良い日はお外でも遊べます。
お茶、コーヒーも無料ですし、おやつタイムには子どもたちにジュースやクッキーも配ってくれる充実っぷりでした。(娘にはジュースじゃなくてお水ねってお願いしてましたが…♪)
月に一回は院内同時開催のビンゴ大会があります。すぐ隣にはスタジオがあり、そこから番号が読み上げられる様子が放送されます。
ビンゴするとその病室の子どもから電話がかかってきて、スタジオ内に置いてあるおもちゃの中から好きな商品を選ぶことができます。
娘はまたまた放送時間にその場にいたので、なんとアシスタントとしてテレビデビューを(病院内のですが笑)果たしました。
また水曜日の午後は、毎週違ったイベントが行われています。
ふれあい動物園や、メイク体験、お絵かき教室、ねんど工作など様々で娘も飽きずに二カ月以上の大学病院での滞在を楽しんでいました。
ここで遊んでいるとやはり同じように兄弟が入院をしていて、付き添いできたものの時間を持て余している子たちにも出会います。
一緒になっておもいっきり遊ぶことができるのも娘と私にとってなんと助けになったことか。こういう時も、やっぱりオランダ語ができるのは大きいなぁと思います。
みんなそれぞれで病気と治療の生活に向き合っていて、私たちだけじゃない。どの子も病院が必要ないくらいに回復してほしいなと、他のママやパパたちと話しながら考えていました。
*最後までお読みいただきありがとうございました*
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