オランダお家トラブル第三弾!~仲良く付き合えない人達編~

だんだんシリーズ化して来ました「オランダお家トラブル」!

今回はボイラー故障につぐ、定番の案件を紹介したいと思います。(個人的に、ボイラー故障はもはやオランダに住むなら通過儀礼なのではとすら思えてしまいます。)

〇ご近所さん騒音トラブル問題

実はこれ、我が家がオランダへやって来て一番に遭遇した過酷な事件でした。直後はこれを記事にする気も起きなかったのですが、友人知人でも騒音トラブルで困ったことがある人の多さを知り、オランダの暮らしを考えている方にお伝えてしておきたいと思います。

私たちがオランダのアパートへ引越して2週間が過ぎたある夜、突然ドアがノックされ、扉をあけてみると同じフロアーに住む向かいのオランダ人のおばさんでした。彼女は悲壮な表情を浮かべ、子どもの声がうるさくて眠れないのと泣きべそをかきながら訴えてきたのです。

その時は確かに娘は夜泣きをしていたので、それは悪かったと思い、その場では謝り、その夜は彼女のベットルームから一番遠いであろうリビングにマットレスを移して眠りました。ちなみに、日本では一度も夜泣きの声で苦情をもらったことはありませんでした。

しかしこれで事件は収まらず、その後も彼女は寝れないと私たちに訴え続け、ある日パトカーがアパートの近くにやってきました。

とても穏やかな地域なので、珍しいなと思って窓から眺めていると、なんと我が家のインターフォンが押されたのです。

そのおばさんが警察を呼んでいました。その時夫は不在で、娘と私のみ。警察官はお隣さんが通報したので、家の中を見せてほしいと。高身長のオランダ警官はズカズカ部屋をまわり、「どこで寝ているのか?」「娘に病気はあるのか?」などを聞き、最後に私たちのパスポートの番号を控えて帰っていきました。その間も、通報した本人は一切部屋から出てくることはありません。警察官がインターホンを押し呼びかけてもです。あまりにもそのおばさんの失礼な対応には驚きました。

そのアパートで他の近隣住民からは一度も夜泣きの苦情をもらったことがありませんでした。彼女だけです。むしろ、警察官が私たちの部屋へ入っていったことを知り、とても心配してくださっている方々ばかりでした。どうやら孤立して、煙たがられているのは彼女の方だったのです。

その後、彼女の本当の姿が明らかになっていきました。彼女自身はアルコール中毒のようで、昼夜問わず喚き声叫び声をあげて物を投げる音も頻繁に聞こえました。そして娘が少しでもぐずると、扉をあけて、「ドタン!!!」と壊れんばかりに騒音をたててくるように。私と娘が外出から帰ってくると、アルコールで顔を赤くしたままオランダ語でどなって扉の前で待ち構えていることもありました。(夫の時にはしません、私と娘の時だけでした。)

オーナーのオランダ人から嫌がらせをやめるように警告してもらったり、こちらも手紙を書くなどの対応をしましたが、一向に止む様子もありませんでした。

ご近所さんに聞くと、昔は子どもと住んでいたが今は一緒に住めなくなってしまってアルコールに依存していると。我が家は子連れだったので、余計に目の敵になっていたのでしょう。昔からご近所さんとはトラブルを繰り返していたとのことでした。

埒が明かないと判断し、私たちは引っ越すことにしました。

オランダの家は古いものが当たり前で、音が響きやすかったりする側面もあるのかとは思いました…

意外と子どもの足音や騒音に対して芳しく思っていない家庭がチラホラとあるのも事実。話を聞く限りクレーマー体質に近いご近所さんと騒音問題でトラブルになる子連れ家庭は日本人、オランダ人を問わないようです。自分の家での時間を大切にしているから余計なのでしょうか。。

エレベーターがついておらず、階段もびっくりするぐらい狭いアパートも多いでの、荷物の上げ下ろしなど子連れには厳しい物件もたくさんあります。

住宅事情だけで言えば、オランダの場合、子連れにはそこまで優しくないのが現状かもしれません。

内見でご近所の状態まで把握するのは、難しいとは思うのですが、もし内見の際に聞けるようであれば確認しておくのも一つの手だと思います。

〇ネズミ現る!

日本の住宅環境ではよっぽどの古い物件でない限りあり得ないかと思いますが、こちらオランダではネズミが出る出ないは、日本で言うとゴキブリが出る出ないと同じくらいの程度でよくある話です。

ちなみに、寒い地域なのでゴキブリはオランダでは見ません。それはいいんですが、代わりにネズミというのは少し厳しい…(笑)

ネズミが家に出現するようになるのは、寒くなってくる季節です!

部屋が静かになると、ゴソゴソと出てきては食べ物を探して、糞をしていきます。今のところ、棚に食べ物をしまっておけば、食べ物を食べられることはないのですが、糞が本当に困りものです。

始めは夜だけだったのが、最近では昼でも静かになれば出てくるように!(君たちとルームシェアはしていません!)

毒入りとラップを仕掛けるも全然食べる気配がなく、バチンッ!と挟むタイプのトラップを置くも餌だけ食べられています。。

やはりネズミホイホイが一番のようです。

 

でもオランダには売っていないので、日本から持ってきてもらおうかと考えています。どうして売っていないのでしょう。。

一時帰国の際には買って帰るつもりです!!

猫を飼っている知り合いのオランダ人のおばあちゃんのところへは、よくネズミ退治に猫を貸してくれと頼まれると話していました。でも断るわよ!って言ってましたが。(笑)

早く、春が来て彼らが去ってくれるのをいのります。春が来たら今度は蜂が部屋に入ってくるようになるんですけどね。(笑)

昔ながらの可愛らしいオランダの住宅も好きなのですが、心地よく住み続けるには色々とトラブルに強くなっていく必要がありそうです。

*最後までお読みいただきありがとうございました*