オランダお家トラブル第二弾!?海外在住時、日本人が気をつけなければいけないこと。

全然喜ばしくないですが、ボイラー故障、鍵が回らない事件に続き、またまたお家トラブルです。

今回はと言いますと、

排水溝が詰まりましたー!!

そのため、キッチンシンクで洗いものをしても流れない…洗濯機を回せば、水がシンクから溢れてくる…

ということで、もう全然ー、家事が進みません!!

夫がオーナーに連絡すると、少し不機嫌そうに

「自分たちで業者を呼んで支払いをしてくれ」

と言われたそうで。ボイラーの故障時にもお世話になった業者さんへ連絡しました。

とりあえず、一回の電話では、来ないのが普通。明日行くと言っても、実際には明後日くらいです。だんだん慣れてきました。

洗面所でこちょこちょ洗いものをしたり、洗濯物を手洗いしたりと、家事にいつもよりも時間が取られてしまう生活。

業者さんが来て作業をしてもらうと、なかなか大がかりな作業になるとのことで、その日は手前だけ掃除をして帰ることに。なので、その後2日間はまたキッチンシンクと洗濯機が使えない日が続きました。。

しかしこの担当の人、なかなか仕事が荒くて…日本人の丁寧なサービスに慣れ過ぎているせいもあるのでしょうか?納得できないところが多くて、少し残念。

床には黒い染みを残し、勝手にキッチンのタオルで汚水を拭いてそのまま。作業のためにお湯を沸かしてほしいと頼まれたお鍋には不明な汚れがぷよぷよと浮いていました。(いつも料理で使っているお鍋なのに…)もちろん、床の染みに関しては、私たちの過失ではないので、業者持ちで掃除をしてもらう話をしました。

実はボイラーが壊れた時の修理では、靴を履いたままキッチンの作業台に上って作業していたんですよ!いくら土足文化でもそれは違うでしょ!

食べ物直置きしてる場所なんだけども~(いや、むしろこちらの人のほとんどは、ルームシューズを使っていて、実はドア付近で脱いでる人多数なんですよ。プチ情報)

(↑でも、後日他の先輩移住者の方に聞けば、作業中は靴を脱いではいけないそうで。。)

2日後、作業スタッフの仲間を連れていつもの担当者のおじさんが我が家へ。直して貰えるのは嬉しいのですが、今までのことを思い出すと少し、憂鬱な感じを隠せない私たち。

今回は洗濯機を移動させての大がかりな排水溝のお掃除でした。もろもろ終わって、さてやっと洗濯が出来るー!!と思って、ボタンを押すと…

「あ。電源つかない。」

おじさん方戻すだけ戻して、つながずに帰っていたようです。すぐそこにいたので、呼んで戻してもらいました。

こちらではこうした業者の様子は、もう当たり前とのこと。

彼らは、綺麗に仕事を終えることを目標とはしていないのです。言われた故障や修理を達成すること=仕事だいう認識のようです。

「それも長く居ると結構慣れてくるよ」と先輩移住者の皆様より。本当に日本のサービスへの意識の高さに驚きます。そしてオランダでこうした感じなので、他の国はもっとすごいんでしょうね。ヨーロッパの中では、オランダはまだまだちゃんと?している方なんだとは思います。

そして、今回の排水溝修理代金がなんと、、、、、

980ユーロ!!!(10万越えでした。。)

これは私たちの予想をはるかに超える金額で、驚愕。

オーナーからは、自分たちで払ってくれと言われていたので、渋々、泣く泣くその場は払いました。

しかし、後日、賃貸契約書を確認してみると、

「150ユーロを超える修理(借主の故意の過失を除き)は、オーナー負担である」との記載を夫が発見しました。

ということで、不動産屋にその旨を連絡し、契約書に則り次月の家賃分はその修理費を引いた額のみ支払うということを連絡しました。日本ではない経験だったので、ちょっと勇気のいる決断でしたが、

こういう場面では穏便にとは思わずに、

しっかり主張することが大切です。

不動産屋、オーナーからもとくに連絡がなく、そのまま過ごすことになりました。

ちなみにその月以降はまた普通に家賃を入れて住んでいます。

他の家庭でも、ボイラーが壊れていた月は、家賃を減額してもら交渉をされていたそうです。しっかりと意見を主張して、交渉することが当たり前に求められる文化があるのが、オランダです。

交渉力、日本人だと苦手な人、多そうですよね。私も得意ではないです…少しずつ鍛えていかなくでは!と思わされる経験でした。

さて、海外での賃貸物件に入居する際の注意ポイントをまとめてみました。

〇契約書はしっかりチェック

オランダは契約書社会。全ては書いあてるかないかで決まります。契約書を結ぶ時には、自分たちに不利な点がないか確認し、あれば改善を促すことが必要です。またオランダ語が得意でなければ、英語の契約書を用意してもらうようお願いしましょう。良質な契約書は、生活を守ってくれます。悪質な契約書では何かトラブルに巻き込まれた時に泣きをみるのは、借主です。

〇水回り、電気系統の調子はしっかりチェック

これは日本の時と変わらないですが、海外ならなおさらに注意しておいて損はありません。

壊れやすい、調子が悪くなりやすい話を多く聞くのが、ボイラーですね。

〇ご近所さんへの挨拶

ここは海外。遠くの親戚よりも近くの隣人が頼りになる世界。子連れならなおさらに、泣き声や足音で騒音トラブルにもなりやすいです。また向こうからしても母国語が話せない家族が引越してきたら、どうなのか気になりますよね。面識があるのとないのでは、安心の度合いも全然違います。

私たちは紅茶の箱を用意し、同じ棟の人々のところへ挨拶へ行きました。

私たちが今住んでいるアパート群は高齢者の方の一人暮らしが多く(と言っても、一軒あたり80㎡あるんですよ!!!3人家族で住んでも広いっす)、皆さんとても仲良しで、リビングやお庭でよくお茶会をして、お互いの家を行ったり来たり。昔ながらのご近所さん付き合いがよくみられる地域です。

ここでポイントなのが、手土産よりも大事なのものとして、

紙とペンを持って挨拶に行くことをお勧めします!!

オランダ人の名前も日本人の名前も、お互い一回じゃ聞き取れないんですよね、それぞれ馴染みがなくて。その場で書いてもらって、発音してもらう!一番確実!向こうにも、私たちの名前を書いて渡せば、とても親切です。

 

もう、これ以上の家トラブルはご免だよ~(泣)と思っていた矢先に、年明け早々に洗濯機が突然壊れました。ははは…。

まだまだ続くのか…!いや、もうやめて下さい、、(笑)