結論から先に言うと、菜食をやめました。でも食べる量はそこまで多くはないと思います。
そのため、外食で自分が食べたいと思えば、注文しますし、家族と料理もシェアしています。
短いものだな~と思いましたが、でもやってみて良し悪しが分かったので、また良しということで。
私は体質的に、乳製品が合わないです。でもそれを理解したのは大人になってからでした。顔に大量のニキビが出来て、やっとそのことに向き合うことができました。卵や乳製品断食することの良さを、時折耳や目にしていたのですが、生クリーム、スポンジケーキ大好きだったので、現実逃避してましたね。。
今だったら遅延アレルギーという風にも言えるのかも?大量に摂取すると、顔に吹き出物が出てしまったり、お腹を下してしまったり。アナフィラキシーショックとまでは言わないまでも、症状が出たら、身体的にも精神的にも辛いものです。
あとは上質なお肉を食べたときも、ばっちりお腹を下してました。高級焼き肉店へ行った時も、結婚式のコース料理や旅館の食事でも。あーもったいない!ただの食べ過ぎではなかったんでしょう。。その時は、お肉はおいしくて食べるものだし、必須栄養素で入ってるし…と思って食べることに対して何の疑問も持っていなかったです。「食べなくてもいい!」という選択肢があることにも気づいていませんでした。
よくよく考えたら、私はそうした動物性油脂を分解するのが下手な体質だったんだと思います。
菜食にしてみようかと思ったきっかけはいくつかあります。
- 体質的に合わなくなってきた
- 環境、経済の関係性を知ったから
- 飼育される動物たちがどのような状況かを知ったから
高いお肉は、体質に合わず、安いお肉は、もっと食べたいと思いません。そうした環境に置かれていまう動物たちを増やしたくないし、そうして儲けている人にお金を流したくないですし。
まだ日本に居てベジに興味が出始めたころは、大豆ミートなどを使ってみて、お肉に見える料理を頑張ろうとしていました。
でも、大豆ってやはり発酵させてこそ、意味のある食品。ミート用に加工されているものばかり食べるのは、自然な食事じゃないなあという感覚がふつふつと湧いてくる。お肉に寄せる必要も今はあまりないのかなと思うようになりました。菜食を体験する入り口に使う補助食品、自分の献立のマンネリを防いだり、特別な時に凝った料理を作るための補助食品なのかなと。
オランダへ来てからは、外食がほとんどなくなり、家で好きなものを作って食べています。野菜やテンペのグリルや、お味噌汁、ごはん、トマトの豆煮込みなどを以前は楽しんんでいました。一緒に食事をしている夫の協力もあってこそでしたが(彼はお肉を好んで食べています。bioのお肉はやはり美味しいとのこと)お互い好きなものを好きなように食べています。そして、オランダ滞在を通して、菜食に対する考え方にもまた変化が。
寒い地域での生活には、菜食はあまり向いていないのではないのか?
という疑問です。そこにはビタミンD摂取がポイントでした。
オランダは北欧程とはいかないまでも冬季の日照時間が少なく、曇り雨のオンパレードで、冬に太陽を見れる日は少ないのが日常。
ビタミンDは、体に必要な栄養素の一つであり、これは食品から摂取するか、日光を浴びることで体内に形成される栄養素です。
こちらが体内で不足してくると、
- 幼児ではくる病、成人では骨軟化症
- 冬季うつ病
などの症状が出てくるそうです。太陽を浴びないで引きこもっていると、気分がどんよりとしてしまったり、やる気が出ないのには、ちゃんと訳があったんですね。
となると、日光が無いなら、食品から摂取することになります。一日の目安としては、成人で5.0μg、幼児(2歳では)2.0μgだそうです。
ビタミンDを多く含む、食品は以下です。(ビタミンD μg/100g)
- あんこう(肝、生)(110.0)
- 紅さけ(生)(33.0)
- さんま(生)(19.0)
- まさば(生)(11.0)
ちなみにきのこ類にもあります。全て乾燥させたものが多く入っているようです。なのでそれなりの量を毎日食べる必要があります。
- きくらげ(乾)(85.4)
- 白きくらげ(乾)(15.1)
- 干ししいたけ(乾)(12.7)
などなどです。豚肉などにもあるそうですが、ほーーんのわずかでした。脂肪性の栄養素なので、主に油の多い魚に多く含まれているんですね。だからスウェーデンや北海道ではサーモンが良く捕られ昔から食べていたんですかね?地球って良く出来てる!最近では、過密養殖や海洋汚染の問題も深刻になっているので、そうした部分も考えながら摂取したいなとも思っています。なかなか難しい問題です…
ちなみにオランダのスーパーにはサーモンもbioの物が並んでいます。値段もビオのお肉よりもうんと高いので、それだけ周りの環境も含め安全性に配慮したサーモンの養殖がいかに大変なのかが伝わります。
オランダでは、マクロビを勉強されていたという海外生活の先輩方によく会います。そして一人二人ではなく皆さん揃って、日本では玄米中心の菜食だったのがオランダでは肉も魚類も食事に取り込んでいるとのこと。
こうして、この寒さを体力的にも気力的にも乗り越えていくには、動物の力を借りることが、必要な時もあるのかもしれないなと思うようになったのです。
ちなみに、オランダではビタミンDを一般的には、サプリメントの形でとっています。
こちらは子供でも飲めるように液体タイプです。
そう、サプリメントも見るとちゃんとベジ対応だと表記があります。食べたくないけど、摂取したい人以外といるのかな?
なら!サプリでいーじゃん!!!と思います?
しかし、折角なら食事から栄養を取りたい!薬やサプリなどの加工されたものは出来るだけ避けたい…
日本人の私にとっては、魚の相性は悪くないんだとろうと思います。体質的には問題ないです。
日本人にあった食事の基本の考え方として、
「まごにやさしい」
というのがありますよね。島国である日本らしい和食食事スタイルを表しています。
ま…豆
ご…ゴマなどの木の実
わ…わかめなどの海藻類
や…野菜
さ…魚、でもイワシなどの小さい魚
し…しいたけなどキノコ類
い…いも類
すき焼きや、天ぷら、寿司なんて派手なものは必要なく、身体に必要なものを必要なだけ取りましょうという、和の粗食の考え方の基礎ですね。食のミニマリズム。ミネラルをたっぷりと、少量のタンパク質、そのバランスが日本人には合っているのかもしれません。
一番は、その時の自分の体の声をきいて、必要なものを食べる
環境の変化と体の声に素直に反応して、色々試していきたいと思っています。
ということで、サプリを取ったり、時には動物たちに助けられたりしながら、しばらくは過ごしてみようかと思っています。
*最後までお読みいただきありがとうございました*
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