家具付き物件のメリット・デメリット

移住の際の家探しのポイントとして、家具付き物件か、家具無し物件かという点があります。

海外移住となると、新生活に必要なものを色々揃える手間が大変だったりするんですよね。

初めのころは、移住のための手続きや、海外での暮らしに慣れるのに時間や気力を持っていかれがちです。

そういう時に、すぐに生活が始められる家具付き物件はとても助かります。

私たちは家具付き物件に住んでいますが、半年以上住んでみて感じたメリット・デメリットについて書きたいと思います。

メリット

  • 洋服や身の回りのもの最低限持ってくれば、引っ越したその日からすぐに生活できる
  • 引っ越す時に身軽

デメリット

  • オーナーが用意していた家具、家電が壊れた時の対応
  • 家賃が高い(家具無しよりも、だいだい300ユーロくらいはあがるように感じます。)
  • 選べる物件が限られる
  • 自分の好みに合うインテリアでないことがある

項目としては少ないですが、やはりすぐに生活を始められるメリットの大きさは断トツ☆です。

当たり前のことですが、長く住む人にとっては家具付き物件は、デメリットが多くなってきてしまいます。駐在員としての生活と違い、「移住」ともなると会社の様々なサポート、保証があって生活するわけではないので、海外生活が必ずしも決まった期間続けられるとも限りません。また引っ越すときのことを考えると、身軽に動けるのは、大変ありがたいです。今の荷物量であれば、自転車でも運べそうなほどです。

自分の持ち物を少なくしたいミニマリストの人にとっては、いいもかもしれないですね。

一方、家具付き物件で困った最初のことと言えば、子どもが触って壊しそうなもの(実際、壊しかけました…)、子ども向けではない繊細なものが置いてあることでした。なので、はじめに子どもに触られてもらいたくないものをクローゼットや、高い位置に動かして場所を整えることから始めました。そういう点で言うと、子連れ移住には家具付き物件は向いていない場合もあります。

周りの移住をされてきた方たちの話を聞くと、初めの家を家具付きにした家庭、そうでない家庭と半々といった印象です。

小さいお子さんが居ても、家具付き物件を選んで正解だったというご家庭もいらっしゃるので、本当に皆さんそれぞれです。

ちなみに我が家は、こちらでの生活の仕方も分かってきたところなので、家具無し物件にチャレンジしようかと検討中です。

さて、家具付き物件ですが、何が一体ついてくるのか?我が家の場合です↓

  • ベット×2
  • 毛布×1
  • 布団カバー×1
  • シーツ×1
  • ソファー×1
  • ダイニングテーブル×1
  • 椅子×4
  • サイドテーブル×2
  • アイロン台×1
  • 洗濯物干し台×1(オランダは基本、室内干しです!ころころ天気が変わるので…)
  • スタンドタイプの照明器具×4
  • 吊り下げタイプの照明器具×3
  • カーテン×6枚
  • 棚×2
  • テレビ×1
  • 洗濯機×1
  • 冷蔵庫×1
  • ホットサンドメーカー×1(←これが意外といい!日本の家庭にはあんまりないタイプです。パンが美味しくたべれます!)
  • 傘×1
  • マット×4
  • ハンガー×10
  • 子ども用ハンガー×10
  • 鍋×5(大・中・小それぞれありました!)
  • 木べら×2
  • ガラスのコップ×6
  • 皿×13
  • ティーカップ、ソーサーセット×4

 

物件によって、ばらつきがあると思います。他の内見に行ったお家では、包丁が用意してあったり、どこの民族のか分からぬお面が大量に飾ってあったり…♪オーナーさんの趣味と気遣いによって変わります。

あとは、オランダらしい・海外らしいものだと、食洗器、電気オーブン、暖炉もあります!どれもほぼ使ってないです、あはは。

海外生活では、日本で暮らしていた時以上に、家での時間がいかに心地よく過ごせるか、がかなり大切になってくるなと日々感じます。

外食をしなくなったり(オランダでは値段が高く、あまり美味しくないのもあって…)、家で仕事をするようになったりと、そうした要因もあると思います。

またオランダ人も家での時間を本当に大切にしています。そのためにも、仕事は5時には切り上げて帰ってしまいますし、絵や花を飾ったりして、自分の空間を楽しんでいます。

日本の生活もなかなか快適ですが、24時間営業のコンビニがなくとも、オランダの生活もなかなか良いものですよ!

とこれが海外暮らし初めての私が言っています。オランダは海外初級者に優しい国のようです。