コロナ騒動の思わぬ弊害と心疾患持ち息子@オランダ

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とりあえず、コロナ騒動のことを書いておかないとすっきりしない気がしていて、他にもあげたかった記事はあるのですが。

オランダでは、美術館も学校もレストランも閉まり、生活に必要なお店しか開いていません。

3月14日に都市封鎖ほどではないですが、政府のこうした生活に関わる通達がおり、ほどなくしてスーパーでは品薄状態になり、野菜や果物の生鮮食品、トイレットペーパーなどの紙類が一気に消えてあっけにとられていました。私にとっては、3.11を思い出す光景。息子の粉ミクルだけはとりあえず購入できて、ほっとしていました。

それも今は、徐々に落ち着きつつあります。思っているより普通にみんな生活している印象です。

ただ今は、スーパーに入る前に係の人から許可をもらってから入るというスタイルに変更されています。

でもそれでもすぐに入れるので、そこまで窮屈なことではありません。

夫もアムステルダムの職場へ行くことができずに、在宅で仕事をすることになりました。とりあえず、今月、夫は在宅にて働きつつ、私と一緒に子ども二人の面倒を見ています。

私たち家族にとって、今一番の気がかりは、やはり心疾患持ちの息子のこと。

2か月ごとに定期的にエコーチェックを受け、手術に備えていました。

3月にはエコーを受け、早ければ大学病院へ戻り、心臓カテーテル→根治術のはずでした。

しかしもはやオランダの病院はコロナ対応に追われる日々です。

病院からの連絡は一向にないまま、もうすぐ一歳の誕生日を迎えようとしています。

収束の見えないコロナの感染騒ぎ。

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息子はいつ大学病院へ戻ることができるのか、今はまったく分かりません。

かといって、現段階で病院内で感染することもリスクとして大きすぎます。

きっとこうして、予定していた手術、治療を受けれずにいる子どもたちや家族は世界中にたくさんいるのでしょう。。

オランダ内で最も感染者が多い地域の病院では、手術予定日に手術を行えなくなったことを伝えられている患者さんがいるというニュースも流れてきました。

引きこもり生活継続中ですが、

唯一、良かったことは、息子が家で伸び伸びと過ごし、家族四人で日々穏やかに過ごせていること。

本当に心臓と右の肺繋がってないのかな、、と思うくらい、チューブが届く限りで彼は、動きまわっております。

身体の発達も、お座り、ハイハイ、つかまり立ち、伝い歩きとものすごいスピードで成長をしています。

きっと大丈夫だと、今日も息子は最高の笑顔で私の体をバシバシたたいてきます。(笑)

チューブも、ボンベも、薬もない生活にむけて。

今の私たちに出来ることを、準備できることを。

それは物理的にも精神的にも。

日本を出ると決めたころから、2020年頃はきっと日本は大変な世の中になっていくと、(せいぜい私が収集した情報程度ですが)なんとなく考えていました。

だからこそ、東京を出る決意をしました。

実際には、想像以上の大きな変化が全世界を駆け巡っています。

大きく動き始めた世界で、今のこの瞬間の家族の団らんを、噛みしめる毎日です。

*最後までお読みいただきありがとうございました*

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